生活習慣病外来とは

生活習慣病とは?

生活習慣病とは、過食、運動不足、過度のストレス・飲酒等の生活習慣の乱れや喫煙によって引き起こされる糖尿病や脂質異常症、高血圧、肥満症のことです。肥満した内臓脂肪が高血圧や脂質異常症を引き起こし、正常よりも血糖値が上昇した状態を「メタボリック症候群」と呼びます。「メタボ」は糖尿病に連なり、動脈硬化をさらに進行させます。

健診は健康への第一歩

◆健康診断で異常を言われたら・・・

 

 健康診断や人間ドックでは、結果票に「血糖値が少し高いようです」、「コレステロールや中性脂肪値が高いので食事に気を付け、運動をしましょう」等のコメントが添えられることがあります。これを見て「気をつけなければ」と思いつつも、「忙しくて受診できない」、「痛くもないし体調も悪くない」、「サプリや健康茶を飲んでいれば良くなるかもしれない」、「明日からはじめよう」とお考えの方もおられるかもしれません。

 しかし、この時すでに体には大きな負担がかかっています。手足が動かない、言葉が出ない、目が見えにくい・・・そのような症状が出てきた時には、もう元の状態には戻れないかもしれません。

 健康を「永久歯」に例えてみましょう。軽い虫歯ならば治療を受け、その歯を使い続けることができます。しかし、そのまま放置すれば歯を抜かなければなりません。健診の異常は「からだの声無き悲鳴」です。生活に支障をきたすばかりか、命にかかわります。健康診断で異常を指摘された場合はぜひ、生活習慣病センターを受診してください。健やかなからだを取り戻すお手伝いをします。

生活習慣病センターでは何を診るのでしょうか?

◆より良き「からだ」と「生活」のために

 

生活習慣病センターでは常勤複数名の糖尿病専門医が、糖尿病及びその予備軍の方に治療と生活指導を行っています。また、脂質異常症(高脂血症)や高血圧、メタボリック症候群の治療にも注力しており、より早期の段階から狭心症・心筋梗塞、脳梗塞を予防します。

内分泌疾患(ホルモンの病気)については、健診でみつかった甲状腺腫のマネジメントや、脳卒中・心疾患の合併にも関わる原発性アルドステロン症(二次性高血圧)の診断・治療を中心に行っています。

足に不安や異常を感じたことはありませんか?

糖尿病は白癬(はくせん・水虫)や陥入爪(かんにゅうそう・巻き爪)、胼胝 (べんち・タコ)等の「足病変」をしばしば合併します。特に足白癬は日本人糖尿病の5人に1人、爪白癬は10人に1人に合併するとされています。足白癬や胼胝を放置すると、感染を招き壊疽(えそ)を起こします。したがって、足病変は早期治療が大切です。

糖尿病による足病変は末梢神経障害によるものと血行障害によるものとに分かれ、おのおの治療法が異なります。血行障害に対してはプロスタグランジンE1製剤の点滴静注を行い、重症例にはカテーテル治療やバイパス手術が適用されます。一方、末梢神経障害は糖尿病最多の合併症でありながら、進行してなお無症状であることも少なくありません。痛みを正しく感じられない足には負担がかかりやすく、足病変の温床となります。生活習慣病センターで行う簡易神経伝導検査は、迅速に糖尿病性神経障害を検出します。

さらに、フットケア専門の外来では末梢神経障害を診断すると共に、足病変を治療して潰瘍(かいよう)・疸を予防します。また、爪処置の際は、太田センター長が特許を取得した専用研磨剤を用いることで感染した爪の飛散を防ぎ、衛生面にも配慮しています。足がしびれる、チクチクする、タコができやすい、足の裏の乾燥が強い・・・これらの症状は糖尿病の末梢神経障害が原因であるかもしれません。ぜひ、ご相談ください。

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神経伝導検査装置 DPNチェック

 

 

基本的な入院
糖尿病教育入院

内  容:

効率的かつ継続可能な食事・運動療法を実践し、インスリン注射などの治療手技を確立します。

簡易血糖測定器の取り扱いや低血糖への対処を習熟し、合併症の有無・重症度を患者や家族の皆さまが把握できるようになることを目指します。

所要日数:

7~14日間

医師より

糖尿病がどの様な病気であるかを解説し、患者の皆さま自身が治療についての目標をおのおの立てられるようお手伝いします。また、一人ひとりに適した治療やライフスタイルを提案します。

 

看護師から

低血糖の症状やその対処について、風邪や胃腸炎のために食事を摂れない時(シックデイ)の対応、足の観察と手入れの方法(フットケア)や、災害時の備えについて説明します。簡易血糖測定やインスリン注射などの治療手技は、時間をかけて個別に指導します。

 

管理栄養士から

エネルギーや塩分、糖・蛋白・脂質量や微量栄養素に配慮したバランスの良い食事を提供します。また、動脈硬化の予防により良い油脂や筋肉をつけやすいアミノ酸の上手な摂り方、アルコールの適量などの、よくおたずねいただく事柄にもアドバイスします。

 

理学療法士から

患者の皆さまの年齢、症状、日常生活を考慮した運動プログラムを提案し、自宅でも継続していただけるようサポートします。

 

薬剤師から

治療薬について解説し、患者の皆さまが安心して服薬出来るようサポートします。

 

内分泌精査入院

内  容:

原発性アルドステロン症などの内分泌性高血圧(二次性高血圧)

所要日数:

5日間