地域開業の先生方へ:病診連携のための「CGM外来」

糖尿病の合併症予防にはHbA1c値のような血糖指標の改善のみならず、「血糖変動」を解消することが重要です。そのため私共生活習慣病センターでは、2015年の開設以来1型糖尿病の治療としてパーソナルCGM(連続グルコース測定システム)機能を搭載したインスリンポンプ療法・SAP(Sensor Augmented Pump)療法を行って参りました。そして2017年4月、すべての糖尿病患者を対象とした「CGM外来」を全国に先駆けて開設し、これまで県下最多(国内第5位)となるCGM検査を実施して参りました。

CGMは血糖推移を単なる「数字の情報」から「可視化した情報」として提供することが出来ますので、患者自身が病状を深く認識するようになり、治療意欲の向上につながります。またCGMは、夜間就寝中の低血糖や日中の無自覚低血糖を検出します。特に経口薬のみの患者においては自己血糖測定が保険認可外である分、CGMは有用です。また、高齢ゆえに血糖の測定機会が限定されるインスリン治療中の患者においても、各種の無自覚低血糖による認知症リスクの回避が期待出来ます。

CGM外来は、地域開業の先生方に向けた診療支援システムです。当院診療日は原則すべて応需いたします。各種の画像検査をご依頼いただくのと同様にご活用いただければ幸いです。

アボットジャパン「Free Style リブレ Pro」
最長2週間の血糖値を連続推計して、血糖変動を視覚化する。