平成30年度 聖マリアンナ医科大学東横病院 病院指標

  1. 年齢階級別退院患者数
  2. 診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  3. 初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数
  4. 成人市中肺炎の重症度別患者数等
  5. 脳梗塞の患者数等
  6. 診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)
  7. その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)
年齢階級別退院患者数ファイルをダウンロード
年齢区分 0~ 10~ 20~ 30~ 40~ 50~ 60~ 70~ 80~ 90~
患者数 0 26 129 179 336 502 614 766 584 120
平成30年度に当院を退院された患者さんの総数は3,256人です。
当院は幅広い年齢層の患者さんが入院されておりますが、そのうち60歳以上の患者さんは2,084人(64.0%)でした。最も多い年齢層は70~79歳で766人(23.5%)であり、90歳以上の方も120人(3.7%)いらっしゃいました。
慢性疾患患者さんの入院される平均年齢は60~70歳です。年齢と共に糖尿病、脳や心臓の血管疾患、がんは増加します。健康なからだで年齢を重ねるためには疾患の発症を未然に防ぐこと、疾患の進行を阻止することが大切です。当院では早期診断と最善を尽くした診療を心がけております。
診断群分類別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010030xx9910xx 未破裂脳動脈瘤 手術なし 造影剤注入手技 動脈造影カテーテル法あり 79 3.71 3.02 0.00 61.29
010060x0992001 脳梗塞(脳卒中発症4日目以降又は無症候性、かつ、JCS10未満) 手術なし 造影剤注入手技 動脈造影カテーテル法あり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 55 2.84 5.00 0.00 66.02
010070xx9910xx 脳血管障害 手術なし 造影剤注入手技 動脈造影カテーテル法あり 51 2.84 3.16 0.00 66.41
010040x099000x 非外傷性頭蓋内血腫(非外傷性硬膜下血腫以外)(JCS10未満) 手術なし 33 21.85 18.72 48.48 71.06
010060x2990401 脳梗塞(脳卒中発症3日目以内、かつ、JCS10未満) 手術なし エダラボンあり 発症前Rankin Scale 0、1又は2 30 17.73 16.18 46.67 67.17
当科では脳血管疾患の症例数が多く、平成30年度の脳血管障害症例は361症例となっております。そのうち、虚血性脳血管疾患(脳梗塞)308症例、出血性脳血管疾患が53症例となっております。虚血性脳血管疾患に関しては、適応症例に対して血栓回収術症例などの血管内治療、血栓溶解療法などの治療を行うとともに、病態に応じた抗血栓療法およびリハビリテーションを行うことで積極的な急性期管理による患者治療に取り組んでおります。また、出血性脳血管疾患については内科的保存的加療に加え、開頭適応症例などの判定、脳動脈瘤破裂症例などに対するコイル塞栓術などの処置を行っております。未破裂脳動脈症例に対するコイル塞栓術や頸動脈・脳血管狭窄症例に対する拡張術、ステント留置術などの脳血管内治療を行い、脳血管障害の発症予防に対しても積極的に治療を行っています。
脳神経外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
010069xx99000x 脳卒中の続発症 手術なし 26 5.62 9.89 0.00 67.08
010030xx01x00x 未破裂脳動脈瘤 脳動脈瘤頸部クリッピング等あり 16 17.25 15.41 0.00 64.44
160100xx97x00x 頭蓋・頭蓋内損傷 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術等その他の手術あり 15 13.47 9.69 13.33 76.87
010010xx9909xx 脳腫瘍 手術なし 化学療法(ベバシズマブ)あり 13 14.85 18.57 7.69 72.69
010010xx01x00x 脳腫瘍 頭蓋内腫瘍摘出術等あり 21.16
1.脳卒中の続発症:脳卒中後に残る後遺症の内、上肢下肢の痙縮があります。リハビリ治療も行われ筋肉が固くなり痛み等を起こす痙縮について当院ではボトックス治療を行っています。入院治療としてリハビリとボトックス注射を行い1週間ほどの入院となります。
2.未破裂脳動脈瘤:未破裂脳動脈瘤に対する治療の標準治療は「開頭クリッピング術」となっています。無症状にて偶然にもMRI等の検査で発見されることが多いのですが、破裂によりくも膜下出血となることがあり予防手術を行う際に動脈瘤の大きさや形、発生場所により治療方法を決め、原則開頭クリッピング術を行います。1週間から10日間の入院となります。
3.頭蓋・頭蓋内損傷:頭部外傷での頭蓋内出血や脳挫傷に対して開頭手術を含めて当院では対応しています。軽症例もあり手術なしで軽快される方もいます。入院期間は個々の病状によります。
4.脳腫瘍:大きく原発性脳腫瘍と転移性脳腫瘍に分け当院では手術治療・化学療法を含めた治療が可能です。但し放射線治療や特殊な血液疾患については他院と協力して対応しています。入院期間は個々の症例によります。
5.脳腫瘍・頭蓋内摘出術等:腫瘍摘出術は当院で可能です。脳腫瘍に対してがん専門医(認定医)が常勤でおり神経モニターや術中化学療法含めて緻密な治療計画をたて加療できます。
消化器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060100xx01xx0x 小腸大腸の良性疾患(良性腫瘍を含む。) 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術あり 197 2.89 2.67 0.00 64.72
060020xx04x0xx 胃の悪性腫瘍 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術あり 57 9.51 8.52 0.00 74.74
060102xx99xxxx 穿孔または膿瘍を伴わない憩室性疾患 手術なし 41 6.51 7.75 0.00 61.22
060380xxxxx0xx ウイルス性腸炎 29 5.52 5.42 3.45 44.59
060130xx99000x 食道、胃、十二指腸、他腸の炎症(その他良性疾患) 手術なし 27 8.89 7.40 0.00 63.19
3大疾病の一つであるがんは、近年では2人に1人がかかるといわれています。そして、食道、胃、十二指腸、大腸の消化管癌は全体としてみると依然として大きな比率を占めています。消化管癌は症状の出ない早い段階で発見することが出来れば胸やお腹を切ることなく内視鏡を用いて治療することが出来ます。そのためには、リスクの高い方を中心に内視鏡による定期検査を行っていく必要があり、患者さんに一定の負担がかかります。当院では、極力苦痛が少なく繰り返し検査を受けていただけるように鎮静剤を用いています。また、胃癌の原因となるヘリコバクターピロリ菌の検査および除菌治療も行っています。感染性腸炎は、頻度の高い疾患ですが重症の方や高齢者に対しては入院加療にも対応しています。
消化器外科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
060160x001xxxx 鼠径ヘルニア(15歳以上) ヘルニア手術 鼠径ヘルニア等あり 46 4.48 4.96 0.00 65.22
060340xx03x00x 胆管(肝内外)結石、胆管炎 限局性腹腔膿瘍手術等あり 30 7.97 10.08 0.00 81.80
060150xx99xx0x 虫垂炎 手術なし 28 8.00 6.78 0.00 44.96
060035xx01000x 結腸(虫垂を含む。)の悪性腫瘍 結腸切除術 全切除、亜全切除又は悪性腫瘍手術等あり 25 15.00 15.30 0.00 62.24
060020xx99x00x 胃の悪性腫瘍 手術なし 25 7.08 10.90 8.00 66.12
消化器・一般外科が対象となる疾患は、消化器系(胃、小腸、大腸、肝、胆道、膵臓)の良性および悪性疾患、成人の各種ヘルニア、痔核や痔瘻などの肛門疾患です。そのほか、虫垂炎を含めた腹部救急疾患についても対応しております。平成30年度の病名として多かったのは、胃および結腸の悪性腫瘍、鼠径ヘルニア、虫垂炎、胆石症であり、消化管を中心としたがんの手術に加え急性疾患の緊急対応を行っています。
循環器内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
030250xx991xxx 睡眠時無呼吸 終夜睡眠ポリグラフィーあり 136 2.00 2.04 0.00 54.21
050050xx99100x 狭心症、慢性虚血性心疾患 心臓カテーテル検査あり 126 3.73 3.01 0.00 66.88
010290xxxxxxxx 自律神経系の障害 84 2.98 5.30 0.00 46.12
050050xx02000x 狭心症、慢性虚血性心疾患 経皮的冠動脈形成術等あり 心臓カテーテル検査あり(または、心臓カテーテル検査なし) 63 5.57 4.47 0.00 68.06
050210xx97000x 徐脈性不整脈 ペースメーカー移植術等あり 心臓カテーテル検査等あり(または、心臓カテーテル検査なし) 57 11.67 10.90 0.00 76.67
日本人の死因の第2位が循環器疾患であり、中でも虚血性心疾患は生活習慣病から進展することが多く、当科では早期診断を心がけております。冠動脈疾患に対しては、複雑な病変でなければカテーテルによる冠動脈治療を行います。冠動脈造影と治療はいずれも3日程度の入院で行っています。
また、脈が遅くなるタイプの不整脈疾患に対する治療法は、ペースメーカーの植え込みが必要となります。1回の植え込みで数年の間は電池寿命が保たれます。約1週間の入院期間を要します。
当科の症例数1位の「睡眠時無呼吸」は、虚血性心疾患や高血圧、仕事に影響のある眠気、などの原因となっている場合があります。夕方入院~翌朝退院の1泊2日の検査入院で睡眠ポリソムノグラフィー検査(PSG)にて睡眠中の呼吸状態を詳しく調べて評価します。
代謝・内分泌内科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
100070xx99x100 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし) インスリン製剤(注射薬に限る) 85歳未満 13 15.00 13.90 0.00 56.77
100070xx99x000 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし) 85歳未満 10 12.50 11.05 10.00 63.00
100070xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし) 副傷病あり 85歳未満 12.36
100071xx99x010 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全あり) 副傷病あり 85歳未満 12.41
100070xx99x110 2型糖尿病(糖尿病性ケトアシドーシスを除く。)(末梢循環不全なし) インスリン製剤(注射薬に限る)  副傷病あり 85歳未満 15.51
入院総数は132人で、上記診断群分類以外の糖尿病に合併した疾患(肺炎、急性腎盂腎炎などの感染症)も多岐にわたり診療しています。当センターでは1型及び2型糖尿病の診療に専門医、看護師、薬剤師、管理栄養士、理学療法士がチームで取り組んでいます。1型糖尿病の治療にはパーソナルCGM機能を搭載したインスリンポンプ療法SAP(Sensor Augmented Pump)療法を行っています。糖尿病肥満外科手術も当院では行っていますが、単に体重を落とすだけでなく、健康な状態を維持するために術前及び術後の管理を外科と綿密な連携をとりながら行っています。2018年よりCGM外来(CGM; 持続糖濃度測定)を開設しました。最長14日間の血糖値を推計できる小さなセンサーを装着することで、普段の生活の中で従来の検査では把握できなかった低血糖や血糖変動をより正確に評価することが可能となりました。これにより個々の患者さんの状態に即したより適切な治療を行うことができます。また、合併症に対しては神経障害や糖尿病足病変(肥厚爪、陥入爪、胼胝、鶏眼など)の治療にも力を入れています。内分泌疾患は、下垂体、甲状腺、副腎疾患を対象とした画像検査、各種内分泌検査、治療を行います。
婦人科
DPCコード DPC名称 患者数 平均
在院日数
(自院)
平均
在院日数
(全国)
転院率 平均年齢 患者用パス
12002xxx02x0xx 子宮頚部・体部の悪性腫瘍 子宮頸部(膣部)切除術等あり 14 2.07 3.20 0.00 35.43
120220xx01xxxx 女性性器のポリープ 子宮全摘術等あり 11 2.00 2.96 0.00 37.91
120070xx02xxxx 卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除(膣式を含む。)腹腔鏡によるもの等あり 10 5.60 6.28 0.00 39.70
120060xx02xxxx 子宮の良性腫瘍 腹腔鏡下膣式子宮全摘術等あり 6.16
120100xx01xx0x 子宮内膜症 子宮全摘術等あり 7.54
当院は積極的に低侵襲手術を取り入れており、婦人科疾患の中でも良性疾患に対する腹腔鏡手術による手術数が増加しています(卵巣の良性腫瘍 卵巣部分切除術(腟式を含む))。 腹腔鏡によるものでは子宮の良性腫瘍の腹腔鏡下腟式子宮全摘術や悪性腫瘍手術に対しても適応を見極めた上で、腹腔鏡下手術を取り入れています。
初発の5大癌のUICC病期分類別並びに再発患者数ファイルをダウンロード
初発 再発 病期分類
基準(※)
版数
Stage I Stage II Stage III Stage IV 不明
胃癌 68 5 7 30 12 9 1 7,8
大腸癌 37 46 25 49 31 25 1 7,8
乳癌 0 0 0 0 0 0 1
肺癌 0 0 0 0 0 0 1
肝癌 0 0 0 0 2 0 1 8
※ 1:UICC TNM分類,2:癌取扱い規約
【胃癌】
総数は122例で増加しています。StageⅠが過半数を占め早期発見されていますが、一方でStageⅣがその次に多くなっています。早期癌に対しては、内視鏡治療、腹腔鏡手術が積極的に行われており、進行した症例に関しては、手術療法、薬物療法による集学的治療が行われています。
【大腸癌】
総数188例で増加しています。胃癌と比較すると全ステージにほぼ均等に分布しています。早期癌に対しては、内視鏡治療が積極的に行われており、早期癌から進行癌まで腹腔鏡手術が適応されています。再発やStageⅣ症例に対しては手術療法、薬物療法による集学的治療が行われています。
【乳癌、肺癌、肝癌】
当院では診断のみを行うことが多く、治療に関しては専門病院を紹介することが多いです。
成人市中肺炎の重症度別患者数等ファイルをダウンロード
患者数 平均
在院日数
平均年齢
軽症 1 10.00 62.00
中等症 22 11.86 80.59
重症 3 24.33 83.00
超重症 2 26.00 88.50
不明 0 0.00 0.00
市中肺炎症例、高齢症例が増加しております。高齢者では中等症以上の症状をきたし、重篤化する症例も多く認められます。また、廃用症候群や他疾患の併発により、ADLの低下などが認められる症例も多く、自宅への直接退院が困難となる症例や、入院が長期化する症例も多く認められます。当院では肺炎予防法としてのワクチン接種の励行および、患者教育に努めるとともに、肺炎を発症した患者さんには適切な抗生剤加療などの急性期加療に加え、肺炎発症後のリハビリテーションの施行や、必要な場合には退院後の施設選定、往診医などへの紹介など、療養環境の調整を行い、発症後のADLの改善、再発予防にも取り組んでおります。
脳梗塞の患者数等ファイルをダウンロード
発症日から 患者数 平均在院日数 平均年齢 転院率
3日以内 191 27.59 73.55 25.78
その他 131 9.28 68.51 3.73
当科に入院する脳梗塞症例の半数以上は発症後3日以内の超急性期〜急性期脳梗塞症例になっており、入院時の状態は不安定な症例が多い状況です。またそれ以外の症例でも大多数は急性期脳梗塞症例であり、再発予防や、発症機序についての評価などが必要な症例が多く、病態に応じて入院管理での適切な治療が受けられるように体制を整備しております。当院では入院時には基本的にはStroke Care Unitなど集中治療病棟での急性期加療を行い、症状の変動や合併症などの発症予防に努めて管理を行うとともに、急性期より積極的にリハビリテーションを進めADLの改善ができるように取り組んでおります。また、必要症例については速やかに回復期リハビリテーション病院への転院ができるように調整しております。
診療科別主要手術別患者数等(診療科別患者数上位5位まで)ファイルをダウンロード
脳神経内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K609-2 経皮的頸動脈ステント留置術 33 8.61 11.85 15.15 72.21
K178-4 経皮的脳血栓回収術 29 0.48 28.83 62.07 74.52
K1781 脳血管内手術(1箇所) 22 2.23 11.64 9.09 61.36
K616 四肢の血管拡張術・血栓除去術 10 2.70 6.90 0.00 57.30
K1783 脳血管内手術(脳血管内ステント)
当科では急性期脳梗塞症例について、適応症例に関しては積極的に血栓回収療法を行い、良好な治療成績を得ております。また、潜因性脳梗塞症例に関しては埋め込み型心電計の留置を行い、脳梗塞の原因となりうる不整脈の存在の評価を行ない、再発予防に取り組んでおります。
頸動脈狭窄症、鎖骨下動脈狭窄症などについても有意狭窄病変、有症候性病変症例に関してはステント留置術、血管拡張術などを行い対処しております。未破裂脳動脈症例についても、破裂リスクの高い症例についてはコイル塞栓術などによる治療を施すとともに、定期的な評価を施行し、脳動脈破裂の予防に努めております。
脳神経外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K1771 脳動脈瘤頸部クリッピング(1箇所) 28 1.29 28.89 21.43 60.36
K164-2 慢性硬膜下血腫穿孔洗浄術 16 1.19 11.31 12.50 76.00
K1643 頭蓋内血腫除去術(開頭)(脳内) 11 1.91 26.27 100.00 59.18
K1692 頭蓋内腫瘍摘出術(その他) 10 3.70 15.00 10.00 62.50
K6101 動脈形成術、吻合術(頭蓋内動脈)
1.脳動脈瘤頸部クリッピング術:術中の神経モニタリング、術中血流評価などを用いて合併症を限りなく減らし、脳動脈瘤に対して標準治療である開頭クリッピング術を行うことができます。10日前後で退院可能です。
2.局所麻酔により穿頭(あなを開ける)にて血腫を洗い流す手術を行います。1週間ほどで退院可能です。
3.脳卒中の内、脳内血腫は突然発症しますが、特にリハビリ治療を早期に行うことが重要です。そのため開頭血腫除去術を速やかに行いその後、リハビリ治療と回復期リハビリ治療に継続性を持たせています。
4.当院ではがん認定医(脳腫瘍)がおり、手術中の神経モニターや化学療法についてきめ細かく治療が可能です。当院では開頭腫瘍摘出術についても様々な器具やモニターを用いて積極的に行っております。
5.もやもや病や頭蓋内血管の狭窄症の方に積極的に血管形成術(バイパス術等)を行っています。血管内治療の適応はありませんが、特にもやもや病の出血予防に開頭血管吻合術の一部にエビデンスがあり当院でも積極的に施行しています。
消化器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K7211 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm未満) 173 0.28 1.40 0.00 65.76
K6532 内視鏡的胃、十二指腸ポリープ・粘膜切除術(早期悪性腫瘍粘膜下層) 42 1.38 7.55 0.00 75.90
K7212 内視鏡的大腸ポリープ・粘膜切除術(長径2cm以上) 37 0.51 3.65 0.00 59.54
K722 小腸結腸内視鏡的止血術 22 0.77 7.00 4.55 69.68
K654 内視鏡的消化管止血術 21 0.05 12.81 19.05 68.95
当科では、消化管疾患を中心に診療を行っています。特に上部および下部内視鏡を用いた消化管腫瘍の内視鏡診断および治療に力を入れています。拡大内視鏡を用いて精密検査を行い治療適応を決定しています。小型の大腸ポリープに対して内視鏡的大腸ポリープ切除術(ポリペクトミー)、内視鏡的粘膜切除術(EMR)を多数行っています。また、食道、胃、十二指腸、大腸の大型病変や早期癌に対しては治療難易度の高い内視鏡的粘膜下層剥離術(ESD)を積極的に行っています。他に頻度の多い疾患としては、大腸憩室出血に対する内視鏡的止血術も多数行っています。
消化器外科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K719-3 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術 35 5.71 13.49 0.00 62.66
K634 腹腔鏡下鼠径ヘルニア手術(両側) 34 1.03 2.21 0.00 61.35
K672-2 腹腔鏡下胆嚢摘出術 31 1.39 3.94 0.00 55.16
K688 内視鏡的胆道ステント留置術 20 1.95 5.80 0.00 82.45
K7434 痔核手術(脱肛を含む)(根治手術) 15 1.20 2.20 0.00 53.73
平成30年度に行われた手術で件数別にみると、1位腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術、2位腹腔鏡下ヘルニア修復術、3位腹腔鏡下胆嚢摘出術と、当院の特徴である低侵襲な腹腔鏡手術が多く占めています。4位の内視鏡的胆道ステント留置術については当院では多くを外科で施行しており、手術から内視鏡の治療まで幅広く取り組んでいる結果を表していると思われます。
循環器内科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K5493 経皮的冠動脈ステント留置術(その他) 58 2.33 2.62 0.00 67.71
K5972 ペースメーカー移植術(経静脈電極) 34 4.09 10.74 0.00 80.00
K597-3 植込型心電図記録計移植術 21 2.33 1.19 0.00 63.71
K597-2 ペースメーカー交換術 13 1.00 6.85 0.00 81.08
K5492 経皮的冠動脈ステント留置術(不安定狭心症) 11 0.00 11.09 0.00 64.09
K5492、K5493 虚血性心疾患には狭心症と心筋梗塞がありますが、どちらも詰まっているもしくは詰まりかけた冠動脈を広げることが必要です。当院では外来の検査で必要と判断された方のみにカテーテル検査を行い、狭い血管がどこにあるのかを診断し、狭い部分を風船で広げた後にステントという薄い金網を内張りします。ステントは狭くなりにくい薬剤溶出性ステントを使用することが多く、2泊3日程度で退院出来ます。
K5972、K597-2 脈が遅くなるタイプの不整脈疾患に対する治療法は、ペースメーカーの植え込みが必要となります。1回の植え込みで数年の間は電池寿命が保たれます。約1週間の入院期間を要します。
電池寿命がなくなってきたらペースメーカー交換術が必要になります。約1週間の入院期間を要します。
婦人科
Kコード 名称 患者数 平均
術前日数
平均
術後日数
転院率 平均年齢 患者用パス
K8882 子宮附属器腫瘍摘出術(両側)(腹腔鏡) 15 0.93 3.67 0.00 35.73
K872-3 子宮鏡下有茎粘膜下筋腫切出術,子宮内膜ポリープ切除術 13 0.00 1.23 0.00 38.54
K867-4 子宮頸部異形成上皮又は上皮内癌レーザー照射治療
K877-2 腹腔鏡下腟式子宮全摘術
K867-3 子宮頸部摘出術(腟部切断術を含む)
子宮内膜ポリープや粘膜下筋腫に対して1泊2日で子宮鏡手術も行っております。子宮頸部異形成などに対してはレーザー円錐切除、蒸散術も1泊2日の入院で行っています。流産手術も行っています。その後の妊娠にできるだけ影響がないように吸引法を用いており、こちらも1泊2日の入院で行うことが可能です。
その他(DIC、敗血症、その他の真菌症および手術・術後の合併症の発生率)ファイルをダウンロード
DPC 傷病名 入院契機 症例数 発生率
130100 播種性血管内凝固症候群 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180010 敗血症 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180035 その他の真菌感染症 同一 0 0.00
異なる 0 0.00
180040 手術・処置等の合併症 同一 23 0.71
異なる 0 0.00
消化器病センター、内科の内訳は、8名が大腸ポリープの内視鏡切除後の後出血、3名がクローン病術後の吻合部狭窄になります。内視鏡切除後の後出血のうち4名は他院にて治療をされた症例になりますが全例において内視鏡的止血が得られています。また、吻合部狭窄は予定治療として内視鏡的拡張術を行っています。
一方、消化器病センター 、外科では4名(12件)でした。これは、手術を受けた患者さんの吻合部狭窄に対しての内視鏡的拡張術(複数回必要)であり全て予定治療として行っています。いずれも短期入院であり平均在院日数は2.83日(2~7日)でした。
更新履歴
2019/9/27
2018年度の情報を公開しました。