心臓病センターの仲間たち

臨床工学技士

 当院心臓カテーテル検査室では、心臓病センターの医師・看護師・放射線技師と共に僕たち臨床工学技士も治療に参加しています。臨床工学技士とは国家資格で、生命維持管理装置の操作及び保守点検という診療補助行為を行う医療職種です。
 僕たち臨床工学技士が心臓カテーテル検査室のチームに参加することで、ここで行われる検査や治療により高い安全性と精度を付加することができています。

臨床工学技士とは

 臨床工学技士とは1987年に制定された「臨床工学技士法」に基づく医学と工学の両面を兼ね備えた国家資格者で、Clinical Engineerの略称でCEと呼ばれております。
 院内では医者・看護師・他種の医療従事者とチーム連携を図り生命維持管理装置の操作を担当しております。また医療機器の保守・点検も行っており、安全確保と有効性維持に貢献しております。
 CEが携わる業務として、救急救命療法や人工呼吸療法・心臓カテーテル治療と多岐にわたり高度な技術を要する機器を操作し、医療機器のスペシャリストとして診療のサポートを行っております。

リハビリテーション室から

心臓リハビリテーションとは

 心臓病を発症された患者さまが快適で質の良い生活を取り戻すため、多職種が関わる総合的なプログラムです。心臓病を患われた場合、心臓の働きが低下することによって入院中は安静な生活を余儀なくされることになり、筋力や体力が低下します。更に、心臓という人間の動力部位のご病気ということもあり、どの程度活動しても大丈夫なのかが分からず、生活に不安を抱く方も少なくありません。
 そこで、医師、理学療法士、看護師、薬剤師、管理栄養士など多くの専門医療職が関わり、患者さま一人ひとりの状態に応じたプログラムを提案・実施し、一緒に社会復帰や再発の予防を目指します。
 外来で心臓リハビリテーションを継続されている患者様もいます。

リハビリテーションの効果

 心臓リハビリテーションのなかでもここでは主に運動の効果をまとめます。
運動機能の変化:筋力・バランス能力・体力が向上します。
心臓の働きの変化:体力がつくことや自律神経の働きが正常化(交感神経の抑制と副交感神経の活性化)し心臓の過度な働きを抑制することができます。
精神状態・物忘れなどの変化:心臓病を患われた方は、健常者と比べてうつ状態や物忘れが多くなるといわれています。これらは運動により改善が期待できます。
動脈硬化危険因子の変化:高血圧、脂質異常、糖尿病、肥満といった生活習慣病の症状を改善することで、動脈硬化の進行を遅らせることができます。
予防効果:心臓病だけでなく他の疾患も含めて、入院率(発症率)や死亡率が減少します。

リハビリテーションでの効果

2017年現在、当院リハビリテーション室では、心臓リハビリテーション指導士3名を中心に、心臓病センターに入院もしくは通院の患者さまで医師が必要と判断した方を対象に、心臓リハビリテーションプログラムを実施しています。運動時には、すべての患者さまに心電図モニターでの管理や血圧測定などを行い、安全性に配慮して実施しています。
<入院患者さま>
 病態や治療状況などを総合的に判断し、個々の患者さまに合わせて取り組んでいます。入院中のリハビリテーションは、日常生活に必要な身体機能の回復に加えて、疾病管理も行い、患者さま自身にどういったことができるのか、どのようなことに注意しなければならないのかなどの教育にも重点を置いて実施しています。
<外来患者さま>
 再発予防を第一の目的とし、運動による筋力や体力の向上だけではなく、生活習慣の改善を目標に取り組んでいます。当院の外来心臓リハビリテーションは、主として理学療法士が関わり、食生活や運動状況などの生活状況を確認するとともに、患者さま自身が疾病管理を行えているか確認しています。そのため、多くの外来患者さまは日々の血圧や体重、運動としての歩数を記録し、リハビリテーション施行時に理学療法士と一緒に確認しています。また、運動時の心電図や血圧の変化を確認して異常の早期発見に努め、患者さまへの注意喚起や必要に応じて医師の診察を促し、重症化予防も図っています。

当院での実績

 外来心臓リハビリテーションプログラムに参加した方は、参加しなかった
方と比較して心臓の病気での再入院率が半分以下まで減少するなど、外来心臓リハビリテーションプログラムの有効性を認めました(2014年学会発表・2016年論文出版)。

管理栄養室

聖マリアンナ医科大学東横病院栄養管理室では、入院食の管理や入院や外来の患者様の栄養相談を行っております。入院食は塩分やエネルギーを制限されていても美味しく食べられる食事を体験していただき、心臓に負担がかからない、そして回復を助けるバランスの良い食事を提供しています。また、自宅に帰ってからの食生活はとても大切なので、塩分制限の具体的な方法、外食の選び方などお一人お一人に合ったアドバイスをさせていただいています。ご希望なら退院前にご家族と一緒に栄養相談を受けることができますので、担当医に相談をして下さい。

管理栄養士とは

管理栄養士とは厚生労働大臣の免許を受けた国家資格です。病気を患っている方や高齢で食事がとりづらくなっている方、健康な方一人ひとりに合わせて専門的な知識と技術を持って栄養指導や給食管理、栄養管理を行います。心臓が元気になるように栄養面からサポートを行っております。

薬剤室

聖マリアンナ医科大学東横病院薬剤室では
薬剤師が「患者さまのQOL(生活の質)を改善するための薬物治療に責任を持つ臨床薬剤師になる」ことを目標に挙げています。
病院には、様々な職種が働いています。患者さまのQOLを改善するために皆がその専門性を発揮しています。私たち薬剤師もそのチームの中で薬剤に関する知識を使って患者さまの患者様のために頑張っています。循環器疾患を患った患者さんのために私たち薬剤師は有効で安全な薬物療法を提供できるように頑張ります。
くすりについてのご相談は薬剤師におたずねください。

薬剤師とは

薬剤師は、医薬品全般について、幅広い知識を持つ「薬」の専門家です。 薬局や医療機関(病院)で処方せんに基づく調剤や患者への服薬説明を行うほか、医療用医薬品から一般用医薬品まで、すべての薬を販売したり、相談にのることができます。 薬剤師は、大学の薬学部を卒業し、薬剤師国家試験に合格して与えられる資格です。