失神センター長のご挨拶

 聖マリアンナ医科大学では2012年より「失神外来」を聖マリアンナ医科大学病院において開始し、5年が経過しました。外来開設後、徐々に受診される患者様は増加し、最近では年間100-150人程度の患者様が新たに受診されています。近隣にお住まいの患者様だけではなく、遠方からの患者様の来院も多く、失神・一過性意識消失にてお困りの患者様が想像より多くいらっしゃることが分かりました。
 

 週1回の「失神外来」だけでは時間的な制約もあり診療の拡大を検討したところ、聖マリアンナ医科大学東横病院での失神診療が最も多くの患者様のお役に立てると考え、東横病院にて2016年「失神外来」を開始し、2017年4月より東横病院において日本初の『失神センター』を開設することとなりました。東横病院のある武蔵小杉は近年発達が目覚ましく、周辺人口は増加の一途をたどっていると伴に、各方面からの交通の便も非常に発達してきています。武蔵小杉での失神診療の開始は遠方よりご来院の患者様の負担の軽減にもなると考えています。
 

 また、外来枠も週5日以上行えることになり、更に失神診断に必要な様々な検査を行う時間の枠も拡大されます。最も重要な失神に携わる医療スタッフも増えることになり失神診療を充実させることが可能です。東横病院は大学病院に比べ規模的には小さいものの脳神経・脳卒中センター等も併設しており失神と区別の難しいてんかん等の診断を行う人材・設備もそろっております。他の診療科と協力のもと失神診療が行える環境となっており、高度な失神診療が可能です。『失神センター』での失神診療がさらに多くの患者様のお役に立てるようスタッフ一同努めていきますので、何卒よろしくお願いします。
 

失神センター長 古川 俊行