大腸カプセル内視鏡のご紹介

新たな大腸の検査として「大腸カプセル内視鏡」が2014年1月から保険適用になりました。
 
カプセル内視鏡は薬のカプセルの形状をしたもので、水と一緒に飲み込まれたあと、腸管内部を進みながら内蔵の小型カメラで写真を撮影していきます。
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大腸内で撮影した画像は、体に貼り付けたセンサーを経由して肩にかけた記録装置に転送され、検査後、専用コンピューターで解析、ポリープの有無などの大腸疾患の診断に使われます。
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大腸カプセルの仕組み

大腸カプセル内視鏡のサイズは、長さ約32mm、直径約12mmで、重さは2.9gです。
前後にカメラが搭載されており、片側172°、両側で360°近くの視野角で大腸内を撮影できます。
カプセル内視鏡の移動速度に合わせて、毎秒4枚~35枚を撮影します。
 

大腸カプセルの長所・短所

長所

●検査に伴う痛みがなく、鎮静剤が不要です。
●放射線被ばくの心配がありません。
●カプセル型内視鏡を飲み込むだけの検査のため、「恥ずかしい」「怖い」などの精神的負担がありません。
 

短所

●大腸内視鏡検査と同様に、事前に下剤を飲んで大腸をきれいにしていただく必要があります。さらに、カプセル内視鏡を飲んだ後にも、カプセル内視鏡の排出を促すために、追加の下剤を飲んでいただきます。
●検査に、3時間から10時間(平均5~6時間)を要します(個人差があります)。また、検査中は病院内で過ごしていただく必要があります。
●ポリープの有無は調べられますが、組織検査はできません。
●腸に狭窄(きょうさく)がある場合には、検査を受けることができません。
 ※狭窄・・・すぼまって狭くなっている様子
●体外に排出されない場合(滞留)、適切な処置を行なう必要があります。
●大腸カプセル内視鏡は保険適応となっていますが、保険が適用されない方もいます。(下記、検査の対象をご確認下さい)
 

大腸カプセル内視鏡検査の概要

検査の対象

大腸カプセル内視鏡の保険適応は、以下①②です。
 
①以前、従来の大腸内視鏡検査で大腸全体の観察ができなかった方
②腹部の手術歴による癒着や器質的異常により従来の大腸内視鏡検査が困難と予想される方
 ※癒着・・・皮膚や組織などが外傷や炎症のためにくっついてしまうこと
 ※器質的異常・・・

 
保険適応とならない場合は自費となります。(およそ、¥△△,△△△)
適応に関しましては当院医師が最終的に判断致します。是非御相談下さい。

検査の流れ

場所
検査
前日
1)前日は朝より検査食、夕食は夜9時までに済ませて頂きます。 ご自宅
2)前日夜、下剤を飲んで頂きます。 ご自宅
検査
当日
3)当日朝、腸管洗浄液を飲んで頂きます。  
4)腸がきれいになりましたら検査機器を装着してカプセル内視鏡を飲んで頂きます。 病院内
5)検査中、追加の腸管洗浄液を飲んで頂きます。 病院内
6)カプセル内視鏡の排出が確認できましたら検査終了です。 病院内

 
下剤や腸管洗浄液に関しましては、患者様個々の腸の洗浄具合やカプセルの進み具合に応じて適宜増減致します。
検査時間は3-10時間程度となります。
 
飲んで頂く下剤と腸管洗浄液の量が多いため、外来での検査が不安な方、特に初めて行う方は入院での検査も承っております。
 

検査終了後

撮影した画像から医師が診断いたします。